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寮生活について
ー青鹿寮についてー
思惟の森の会は、早稲田大学所有の「青鹿寮(あおじしりょう)」を活動の拠点とし、田野畑村で活動をしています。
青鹿寮(あおじしりょう)は、岩手県田野畑村にある、木造建築のセミナーハウス・学生寮です。
バンガローのような施設で、エアコンやテレビはありません。暖房は、薪ストーブが主です。他にも、薪で風呂を沸かしたり、竈門で米を炊いたりするなど、今の時代には珍しく、生活するためには、火おこしの技術が必要です。
青鹿寮は、1968年4月に着工されました。そして、田野畑村から提供された土地や木材を使用し、当時の学生や村民の手を借りながら、1971年5月に完成しました。
現在、青鹿寮は、早稲田大学と田野畑村の交流のシンボルとして、村を見守っています。
近くを通る村民が、青鹿寮に灯りがともっているのを見て「早稲田の人が来ている事」を知る。そんな役割もあるようです。


ー寮生活の魅力ー
青鹿寮では、現代では珍しい「不便さ」と「豊かさ」を楽しむことができます。
ここでは、青鹿寮で過ごす共同生活の魅力について、3つの要素に分けて解説していきます。
①(ほぼ)全て、薪
青鹿寮では、薪ストーブ、竈門、風呂ボイラー(薪やガスでお湯を沸かせる設備)を使用しています。暖房、ご飯などを薪に頼る生活では、火おこしの技術が欠かせません。
燃やす薪は、斧を使って、自分たちの手で割ります。薪にする前の丸太は、自分たちで調達する他に、村民の方にいただくこともあります。
薪を使う生活は不便ではありますが、手慣れない分、初めて自分で火をつけられた時の喜びは格別です。
また、火を使った生活では、電気ヒーターやガスでは感じられないあたたかさを体験することができます。
※ 「(ほぼ)」と書いたのは、実は青鹿寮にも、一部ガスコンロや非常用の小さな電気ヒーター、電灯、それから、水が流れるトイレなど、現代に準じた設備が入っているからです。
時代に応じて変わる部分もありますが、それでも多くの学生は、薪や火を使って生活することに、便利さとは違う「価値」を感じているようです。
②釜炊きご飯と頂き物
寮では、竈門を使って米を炊きます。竈門で米を炊くのは、火おこしに始まり、火加減の調整や時間配分が難しい作業ですが、上手く炊くことができれば、とても美味しい白米が食べられます。
そして、たとえ米を炊くのに失敗したとしても、笑い話としてご飯のおかずになるところが、森の会の釜炊きご飯の魅力だと思います。
加えて、山と海のどちらにも近い田野畑村では、海の幸から山の幸まで、贅沢な食材が揃います。思惟の森の会では、それらの新鮮な食材を村民の方々からいただくこともあります。
美味しいお米だけでなく、場の温かさ、食材の新鮮さ、頂き物の有難さも相まって、多くの学生は口を揃えて、「田野畑村での食事は頬が落ちるほど美味しい」と言います。


③交流
青鹿寮は、主に二つの道筋で、人々の交流の場所になっています。一つ目は「学生同士の交流」、二つ目は「学生と村民の交流」です。
1)学生同士の交流
思惟の森の会は、東京から遠く離れた活動場所を持つとともに、他大学生などの多様な参加者がいるサークルです。
そのため、東京で会える人もいれば、田野畑村の活動でのみ会える人もいます。
合宿中、学生たちは、数人のグループに別れて農作業や山作業などの活動をします。
そして寮に帰って、「同じ釜の飯」を食べたり、その日の自分の体験を共有したり、空き時間で楽しい時間を過ごしたりして、仲を深めます。
2)学生と村民の交流
学生が滞在する間、青鹿寮には多くの村民が訪れます。
学生に食材や薪を届けたいから。子どもたちが寮で遊びたいから。ただ気軽に立ち寄ってみただけ。ーーー村民の方々が、青鹿寮に足を運んでくださる理由は様々です。
森の会が青鹿寮で開く交流イベントには、合宿の終わりに開く「最終コンパ」などがあります。村民の方々と机を囲んで、美味しいご飯をいただきながら、会話や余興を楽しみます。
このような交流の中で、学生は、子どもと一緒に遊び回ったり、年の離れた村の方と人生について、将来についてじっくり語り合ったりする機会を持つことができます。
青鹿寮の共同生活では、その多くの時間が村の方々に囲まれ、交流に支えられて成り立っています。

